機械式時計の適切なオーバーホールの頻度とは?


オーバーホールとは?

機械式時計は、クオーツ式の時計と異なり、時計の各パーツが精密に動作して時を刻む仕組みになっているだけに、定期的にメンテナンスを行わないとせっかくの優れた機能に支障が生じるおそれがあります。ちょっとしたメンテナンスであれば個人でもできますが、できれば定期的にオーバーホールを行っておきたいところです。このオーバーホールというのは、時計を一度分解してから、各パーツを隅々まできれいにしたうえで、再調整して組み立てなおすという一連の作業のことを言います。時計についての詳しい知識と技術を備えた職人だけがなしうるメンテナンス手法ですので、価格はそれなりにかかりますが、愛用の時計を長持ちさせるためにもある程度の頻度で行うようにするのがよいでしょう。

適切なオーバーホールの頻度とは?

オーバーホールを行う適切な頻度については明確に決まったものがあるわけではありません。ただし、前述の通り、オーバーホールの費用はかなり高額となり、一般的には15万円から20万円するケースがほとんどです。そのため、毎年行っているとかなりの負担となることから、基本的には時計1本につきどれくらいのメンテナンスコストをかける余裕があるかを考えて、それに応じた頻度でオーバーホールを行うようにするとよいでしょう。例えば、年間の予算が5万円であれば、15万円のオーバーホールを行うために3年が必要です。そのような場合には3年ごとに行えばよいですし、もう少し予算に余裕があって年間10万円まで出せるというのであれば2年ごとにしてみてもよいでしょう。

派手さはないですが「高級時計」としての完成度が高く、「正しく時を刻む」という機能を極限まで追求した時計が「グランドセイコー」です